2024年1月29日月曜日

芸術論

たとえば「財布に通うカード」

消失と出現イコール移動

デックから一枚を自由にえらんでもらう

表にサインをしてもらってからデックのなかにいれる

さらに相手にまぜてもらう

相手に裏向きに一枚ずつ数えてもらって51枚しかない....  a

さらに表向きに調べてもらって相手のカードの消失

それを財布または別のところからだす

ポイント

aのところでミステリーのドラマがうまれる
相手に想像して予見させる
ただしこの段階では相手のカードの消失とはいえない

あくまで52枚から1枚減っているにすぎない

カードは通常52枚で1枚減ったという

でおもった通り相手のカードだけ消失したことをデックをひろげてみせるかどうか

消失から出現

つまり「消失」がドラマチックにあって「出現」がミステリーの対になる


「移動」はその解決になる

ただどうして移動したのかは明かされないけど


プレモニションはあらかじめオモッタカードを抜いておいたという


それでは移動や消失は強調されないから別の現象「予言」となる。

2024年1月17日水曜日

対称シャッフル

マトリックスシャッフルの続き

非対称シャッフル

普通のN進数のシャッフルならば


N分割で計算できる


以下mod7

3^1=3

3^2=9≡2

3^3=27≡6=-1

で対称なので工夫すれば三回でリバース状態になるか?

#1

1 3 5

2 4 6

#2

5 1 4

3 6 2

#3

4 5 6

1 2 3

で逆にしたら同じ順で戻っている


今度は取り方をかえて


#1

1 3 5

2 4 6

#2

1 5 4

3 2 6

#3

1 4 2 

5 3 6

#4

1 2 3

4 5 6


1と6が不動になる

7=0で

特異点を付け加えてもよいから

2*3=-1(mod.7)


これでは

パーフェクトファロシャッフルでいうインとアウトみたいにずれる

これは非対称になる


実際は

3^4≡1(mod.5)

で実質四枚(特異点を含むと五枚)でシャッフルしている



対称シャッフル


つぎに九枚で

3*3=9

9-1=8

3^4≡1(mod.10)

#1

1 4 7

2 5 8

3 6 9

#2

7 8 9

4 5 6

1 2 3

#3

9 6 3

8 5 2

7 4 1

#4

3 2 1

6 5 4

9 8 7


(1,3,9,7)

やはり四回でもとにもどるが


今度は

八枚で


マトリックスシャッフル二回でもどるシャッフルを逆にしたら

#1

7 8 6

4 5 3

1 2

#2

6 3 2

8 5 1

7 4

#3

2 1 4

3 5 7

6 8

#4

4 7 8

1 5 6

2 3

#5

8 6 3

7 5 2

4 1

#6

3 2 1

6 5 4

8 7

#7

1 4 7

2 5 8

3 6

(1,3,8,4,2,6,7)(5)

C7で5が不動点


このうち最後の二回が(拡張版)マトリックスシャッフルだとわかる


つまりマトリックスシャッフルはN進数シャッフルの一部だったわけ


このようなシャッフルを対称シャッフルとでも名付けよう。


周期


三進での周期


14-R6(mod.15)3*5

15-R4(mod.16)4*4

16-r16(mod.17)p

17-mts(mod.18)3*6

18-r18(mod.19)p

19-r4(mod.20)2^2*5

20-mts(mod.21)3*7

21-r5(mod.22)2*11

22-r11(23)p

23-mts(24)3*8

24-r20(25)5*5

25-r3(26)2*13

26-mts(27)3*9

27-r6(28)4*7

28-r38(29)p

29-mts(30)3*10

30-r30 (31)p

31r8(32)




2024年1月1日月曜日

普通でないマトリックスシャッフル

 普通のマトリックスといっても数学のじゃなくマジック用語の

マトリックスシャッフルとは

n*m=N枚のカードを重ねてもって

n行m列にならべてからまた重ねていき

m行n列にならべてからまた重ねる操作で順をもとにもどしたり

ひょっとしたら特定のカードをあてるもしくはコントロールする

3*7=21

4*5=5*4=20≡1(mod. 21)



#1(*5)

1  5  9  13 17

2  6 10 14 18

3 7 11 15 19

4 8 12 16 20

#2(*4)

17 18 19 20

13 14 15 16

9   10 11 12 

5    6   7    8

1   2   3     4




ですが、


普通でないマトリックスは


GCD(a,24)=1


   a^2 ≡ 1 ( mod.24)




たとえば二十四枚のカードでパーフェクトシャッフル(N進数)して



5^2≡1

の場合は実際は


1   6   11   16   21

2   7   12   17   22

3   8    13  18   23  

4   9    14   19  24

5   10   15   20   



カードを五枚ずつパイルに分けていって左端からしたに重ねてとるという例の操作でできる

1

6

11

16

21

2

7....


としたに重なり

1    2    3     4     5   

6    7     8    9   10

11  12  13  14  15

16  17  18  19  20

21  22  23 24 




二回繰り返すともとにもどる

パイルに分けて重ねるのでなくn*mに並べるのであれば逆からとってかさねればいいか


7^2≡1

11^2≡1

13^2≡1

17^2≡1

19^2≡1

23^2≡1




なども同様にして

すべて互いに素な元の二乗は初期状態になるか

実際は

7^2≡1

24≡3(mod.7)

3*7=21

4*7=28

で3つあまりで4つ足りないのでこの方法ではよくない

特定の順でにパイルをあつめる例の操作でやるしかない


11や13は実効性がない


これは

2^2≡1(mod.3)

3^2≡1(mod.8)


からキテイルカ(いや数学のふかい理屈が潜んでいるらしい注意*)

このようなシャッフルは他にもあるか?

ちょっとかんがえるとわかるのは

4^2≡1(mod.15)

6^2≡1(mod.35)

あるいは

2^2≡-1(mod. 5)

3^2≡-1(mod. 5)

あたりがよいか


あるいは

4^2≡-1(mod.17)

6^2≡-1(mod.37)

5^2≡-1(mod.26)

7^2≡-1(mod.50)


でもできる

このようなシャッフルを拡張版マトリックスシャッフルとでもよぼうか?(あるいはプラスマイナスワンシャッフル)




大谷素数


レイランド素数でも二刀流



レイランド数とは

p^q+q^p=R

みたいな数でRが素数の場合レイランド素数というらしい



17の魔力

このうちpqRすべてが素数なのは17だけ

(京都大学の入試問題にでたらしい)

またこれに


p^q-q^p=R


もあって




17=3^4 - 4^3

17=2^3 +3^2

をこれからは大谷素数とよぼう

(ピーターフランクルさんもこっちを紹介すればよかった?)




朔旦冬至


旧暦の朔は11月1日




冬至の日が新月になるのが朔旦冬至



十九年ごとにくると言うが実際はちがうかも。


*注意

合成数で

mod.21で

X^2≡1

を求めるには

X^2 -1=0

2^6=1, 2^3=8

10^6=1,10^3=8


21-8=13で

8^2 =0

13^2 =0

だとわかり

二つの約数

(8^2 -1)|3^2*7

(13^2 -1)|3*8*7

だとわかる