2020年12月20日日曜日

だましのテクニック

だましのテクニックで疑念を解消していってだましのループから抜け出せなくする

アンビシャス現象の手順なら

カードが上に上がってきました(見えない移動)

「カードが2枚あると思ってるんでしょう」

(デュプリケートの可能性)

カードの表にサインしました

(デュプリケートの否定)

「ひそかにすりかえてると思ってるんでしょう」

(技法の可能性)

「カードをこのように折り曲げてくせをつけておきます」

(技法の否定)

「上がってきました」

こんどはカードの裏にもサインします

(エスカレート)

では紐でデックをぐるぐる巻きにいたしましょう

「これで細工はできません」(技法の否定)

カードをたしかに真ん中にいれてください(観客の参加者)

これでも上に上がってきました‼

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

原則2の詳細で同じマジックをくりかえし演じなければならないときは異なる方法で演じる!まさにこれじゃないですか。

調べたらサーストンの三原則は13の原則とかあってOUR MAGIC では24あるらしい(問題はどこの本棚にあるか)

追記chap.6surprise and repetition
だいたいおなじこといってるかと。

サーストンの三原則について

サーストンの三原則

原則1マジックをやるまえに何が起こるかをいってはいけない

原則2同じマジックを続けて演じてはいけない

原則3種明かしをしてはならない

落語の演目を考えると原則1は当たり前であらかじめ落ちをいってはいけない

原則1は寄席で落語の演目をあらかじめアナウンスしておかないでその時に決めるのとおなじか
原則2は寄席でも前に出た演者の落語の演目を後のひとがやってはいけないという不文律がある(同じ演目を皆がやるという会もある)

ではマジックでは

原則1は予言のマジックならこれは予言ですといってしまう

原則2はアンビシャス現象みたいに一つの手順で連続して演じることもある

これは連続して同じ現象を見せることによって何が起こるかを示唆しているわけでバッチリ三原則の原則1と2に反している

原則3はなんとなくわかる(ただしサカートリックというのがあるけど)

「さっきはこうだからこうだったか」

なぜいけないのか?

いけない場合は?

マジックをやりはじめた少年(少女)のようにやたらに同じようなテーマのマジックをやるからではないか

カード当てばかりとか

予言ばかりとか

何がいけない場合か

「前の現象を推測させる演技ではあってはならない」
(ははあわかったぞ、さっきはこうだからこうだったか)

ようするに前のネタの種明かし(自然なネタバレ)になっていてはいけませんよと

だから手順のなかでも連続した手順でもこれに反しなければ同じような現象を連続して演じることもできる

手順1手順2手順3すべて移動とか予言とか

前の現象をこわさなければよい

あるいはエスカレートさせるとか

サカートリックでもメインの現象とは違った現象のトリックを教えるとか

サーストンの三原則はじつはつながっていた。

2020年12月10日木曜日

ニセの即席記憶術

にせの即席記憶術
(といっても実際には記憶術なんですけど?)

マジシャンは記憶術でシャッフルされたデックをすべて覚えてしまう

マジシャンはカードを広げていっておぼえているふりをする

相手にデックをわたしてシャッフルしてもらう

マジシャンはカードを半分にわけて相手に好きな方を選ぶようにいう

そのパイルにあるカードをすべて間違うことなく当てる

やり方

実際にはカードは26*2の対称スタック(ドゥプリケートのミラースタック)になっていてこれをギルブレス置換でたもつ

それをメモライズドでおぼえておく(あるいは何かしらのカードシステムでも可)

メモライズドしたカードをいっていけばいい

そこにあるカードでなくないカードもいえる

これはギャンブルデモンストレーションとしてもいい

ギャンブラーがどのようにしてカードを把握するかという演出

当然残りの半分をケースにいれて使わなかった方とポケットやカバンでとりかえるとレギュラーデックとなり別のマジックができる。

マジックの魔術性について2

マジックの魔術性

少年マジシャンのつまずき

スヴェンガリデックのようなトリックデックで不思議なことをやると

絶対にカードがあやしい、見せてみろ

となり

やっぱりインチキじゃないか

となる

これは何が悪いかというとやっぱりレギュラーデックでもできない奇跡的な手順をいとも簡単にやれてしまうから

疑われなければあやしまれない

の逆で

疑われてあやしまれて結果インチキ野郎になる

心理的なアプローチができてないとそうなる

ふつうは?デックスイッチ等でとりかえる

それはそれでタイミングがむずかしい

では少年マジシャンがどうすればよかったか

そんなに不思議過ぎることをやらないってことで

スヴェンガリなら最後すべてのカードを同じにできるけどそれはやらない

解説書の手順全部やらなくていい

アンビシャス現象だけカードスタヴだけとか

ではじめにカードのなかから一枚を選んでもらうのが実は心理的アプローチで

これがレギュラーデックの間接証明になってる

間違ってもカードは全部別です等といってはいけない

まあマニアにはトリックデックからはじめてレギュラーにもどすなんて手順も考えられますが。

2020年12月9日水曜日

マジックの魔術性について

マジックとは何か?

マジックとは

たとえば演出で

歌を即席に作って

あなたにささげます(松崎しげるみたいに)

これがマジックかどうか

そこで

本当はあらかじめつくってあったのを

あたかも即席につくったかのように見せたら?

要は演出ってそういうこと

仕込んであったデックをランダムに見せるのもそれ

心理的なテクニック

スタックを疑われなければシャッフルしなくていい

フディーニをだましたヴァーノン

有名なのがヴァーノンがフディーニを煙に巻いたアンビシャスの手順

おそらく当時最先端のテクニックだったダブルターノーヴァとかをつかって

さらに出たばかりのサインペンでカードにサインしてもらうという斬新

トリックを知っているはずのフディーニやほかの手品師をだました最大のポイントはやっぱり

ヴァーノンがピュアリストで技法派でまさかトリックカードを使うとはおもわないから

レギュラーデックに一枚のトリックカードを仕込んでいても気づかない

また疑われなければスチールやパームでギャフを処理しなくてもいい

マジックはトリックだけじゃなくて心理的なテクニックも重要。

2020年12月6日日曜日

シャッフルについて3

もう少しべつの角度からデバイドのシャッフル(置換)をみてみる

普通のパーフェクトファローシャッフルは二進の置換ですから

理論上は

七枚のカードで三分割なら

3^r ≡1 (mod.7)

のrが戻る回数ですね

因みにファロー置換なら

2^r ≡1 (mod.7)なら
0)1 2 3 4 5 6 7

1)2 4 6 1 3 5 7

2)4 1 5 2 6 3 7

3)1 2 3 4 5 6 7

で三回でもどってしまう(これは7を法としたときに2が原始根でないから2^3≡1)

すべての元を3掛けて7をこえたら引けるだけひけばよい

0)1 2 3 4 5 6 7

1)3 6 2 5 1 4 7

置換表示
(1 3 2 6 4 5 )

の六回で戻るはず

ふむ

7を法として3は原始根

7は素数でp-1で6

これをカードでやるには置換のとうりにとっていけばよいか

ただしはじめは「三枚ずつ」にたばにして左から右におく

1 2 3|4 5 6| 7
それで右真ん中左という順番に「一枚ずつ」重ねていくのがいい

ただし右のパケット?は7の一枚しかないからあとは真ん中左真ん中左となる

3 6 2 |5 1 4 |7

だから7は不動点で動かない

このタイプのシャッフルではモデルとして完全に計算可能なのでなん分割でも何回でもとに戻るかは原始元かどうかできまる
元(カード)の組み合わせによってもっとはやくもとに戻るはず

講談社ブルーバックスの「素数入門」「数論入門」(ともn著者は芹沢正三さん)
には付録に位数表や指数表や素数の最小素数原始根の表があって役に立つ‼

ためしに十三枚では3進シャッフルをするには

3は13を法として原始元でない

3回でもとに戻るはず

で実際に(13は0で不動)

1) 3 6 9 |12 2 5 |8 11  1 |4 7 10
2)9 5 1| 10 6 2 |1 7 3| 12 8 4
3)1 2 3| 4 5 6 |7 8 9 |10 11 12

循環置換の表示
(1 3 9)
(2 6 5)
(4 12 10)
(7 8 11)

で四分割のシャッフルとして実行できる。
(因みに53だと23と30が四回で戻るらしいなんてのがある、多分乗法逆元でインバースの置換はリバースシャッフルなので二回でもとに戻るけどどうやったら実行できるか?)

シャッフルについて2

デバイドシャッフル

パイルにわけるタイプのシャッフル

二ヶ所以上にわけるのちに重ねていってデッキにもどす

一ヶ所に一枚ずつ重ねていくのがリバースシャッフル

0)1 2 3 4 5 6 7

1)7 6 5 4 3 2 1

当然これをもう一度やるともとに戻る

いま七枚のカードがてもとに重ねてありこれを三ヶ所にくばる

左から順番に重ねる

0)1 2 3 4 5 6 7

1)7 4 1 5 2 6 3

それぞれがリバースになっている

2)3 5 7 2 4 6 1
3)1 2 3 4 5 6 7

三回でもとに戻る

今度は重ねる順番をかえる
真ん中にあるパイルを先にとり左から右の順番にしてはどうか

0)1 2 3 4 5 6 7

1)6 3 7 4 1 5 2

2)5 7 2 4 6 1 3

3)1 2 3 4 5 6 7

ではこんどは右真ん中に左では

0)1 2 3 4 5 6 7

1)7 4 1 5 2 6 3

2)3 5 7 2 4 6 1

3)1 2 3 4 5 6 7

こんどは左右真ん中では

1)5 2 6 3 7 4 1

2)7 2 4 6 1 3 5

3)1 2 3 4 6 6 7

こんどは右左真ん中では

1)5 2 7 4 1 6 3

2)1 2 3 4 5 6 7

なんと二回でもとに戻るのですね

これはなにかに使えるのでは?

2020年12月4日金曜日

カードマジック

カードマジックのアイディア

愛情のメッセージ

こんなときだから親しい人に

デックからハートのカードをぬきだして自分だけにわかるスタックの順番にして
「おかあさんいつもありがとう」
と一枚ずつうらにかいておく

それを表向き(フェース側)にしたデックの上にフェースを上にしてのせる

親愛なる相手にみせるには二回のリフルシャッフルを表向きのままして表向きにリボンスプレッドしたら

ハートのカードをはしから順番を崩さずに抜き出す

裏向きにひっくり返すとメッセージがあらわれる

「おとうさんもまたありがとう」

同時にスペードでもスタックをつくっておくとよいかも

カムフラージュでほかのカードすべてにもじをかいておく

すべてのスートにおなじようにメッセージをかいてもいい

多少前後してもならびかえてしまう。

メンタルマジック

メンタルマジック

「ウソつき」

これはメンタリズム的なメンタルマジックです

相手にデックをわたして上から一枚ずつひらいて読み上げていってもらう

時々ウソをついてミスコールしてもらう

それをメンタリストであるマジシャンは後ろ向きになり目隠しされた状態であててしまう

まるで声の調子だけで当てているようにみえる

ヒント

デックはメモライズドでランダムにならんでるようにみえないといけない

したがってマジシャンは記憶術でおぼえておければ?よい

ごくどう親父のスタックやニューメリカルでもよい

13*4で単純に等差数列3,4,5,6でいいか

相手が正直に?ウソをついてくれればよい。

2020年12月2日水曜日

ダブテイルコントロールシャッフル

リフルシャッフルのうち親指で内側エンドを突き上げてからフォールするタイプのシャッフルをする場合がある

ふつうはシャッフルの素人?はこれをやるとおもう

であればカードをシャッフルしてくれと頼むにはうってつけの特性がある

トップ付近のカードがまざりにくい

これを利用したポーカーの手順

四枚のエースをデックのトップにおく

相手にわたしてシャッフル

二人か三人

二三回そのようにシャッフルしてもトップのエースは保つ(はず)

間に一枚くらいはさまるかも(安全のためマジックの手順としてやるには二回がいい)

だからジョーカーを真ん中においておくのも手だろう

半分にしてコンプリートカットしてから五手にくばる

最初にくばるプレイヤーにその五枚を交換すればよい

だからレインマンはその人。

レインマンポーカー

カードがひどく分散されていた場合

並列スタックでモデルだとする

13*4の並列スタック(cyclical )

5ハンドではじめて最適解は三枚かなあ

2ハンドなら四枚交換がベスト

ではレインマンなら?

「レインマンポーカー」への道
つまりそのスタックをリフルシャッフルしたのちでも成立するか

レインマンストラテジつまり前回のならびを暗記したデッキをリフルシャッフルしたのちにもその関係性を保つというシャッフルシーケンス

もっともそれは最適解であっても必勝法でないことに注意点

でポーカーの手順におとしこむには?

さらに見てる人にエンタメ要素を盛り込むには?

2020年12月1日火曜日

カウンタ対レインマン

レインマンの手口を応用した?ギャンブルデモンストレーションの試案

「カウンタ対レインマン」

いまワンデッキをスタックされてそのうちの半分のカードのならびを記憶している

デモンストレータはそのデッキをシャッフルしてもらったら

四人のプレイヤー役の人に四つの手に配る

もちろん本当のブラックジャックのルールにのっとりディーラーは17以下は引かないといけない

プレイヤーのひとりにレインマンになってもらいメモをわたす

そこにははじめのスタックの半分のカードのならびがかいてあり次のカードの規則をしめすとある

いまほかの三人がカウンタ役で計算によって割り出そうとしている

でもレインマンは楽に?大勝してしまう

カウンタは後半にならないと発揮出来ないのにたいしてレインマンは最初からアドバンテージがあるからだ

途中でエンタメ要素を入れるためにわざとデモンストレータは鼻をさわったり頭をかいたりしてサインをおくっているかのような仕種をする

デモンストレータも次はスペードのKでしょうなどという。