2022年4月19日火曜日

カレンダー数列の性質


十進展開

1/31なら

30枚数のカードで十進シャッフルを実行してカレンダー数列で変換する

9をかける操作

下一桁が1の場合

0*9=0
1*9=9
2*9=18(8)
3*9=27(7)
4*9=36(6)
5*9=45(5)
6*9=54(4)
7*9=63(3)
8*9=72(2)
9*9=81(1)

それで
0 1 2 3 4 5 6 78 9
0 9 8 7 65 4 3 2 1

と「カレンダー数列」が対応する

足して10だ

ようは10からひけばよい

ゼロはゼロとする

これは?

では1/31=

ならば

剰余数列をかけるpした十進展開は

0-7-8-8-5-2-0-4-6-5-9-4-9-8-1

上記の法則で変換すると

0-3-2-2-5-8-0-6-4-5-1-6-1-2-9

1/31=
0.03225806456129,,,

つまりかけるpせずに直接9をかけるだけでよかった

実際には割り振りをかえればよい

パイルに置き換えると

(0)(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)
1   4   7
2   5   8
3   6   9,,,,

と分割シャッフルをすればよいことになる

下一桁が1の分母の十進展開はパイルの位置だけで割り出せることになる

これは1/21や1/51のような分母が合成数でもおなじ(下一桁がゼロと5はのぞく)。

カードシャッフルで循環節の数列を計算する2

十進展開シャッフル

ひとつは10がp-1の倍数となっているケースがよい

もうひとつは10の逆元がたまたまp-1の倍数となっている場合

これは
10x≡1 mod.p

逆元の置換表示と剰余数列(サイクル表示)は互いに逆になってるから

1/13=?
10;1-10-9-12-3-4-1

4;1-4-3-12-9-10-1

十二枚で四進シャッフルでやってそれを逆からみればいい

ということは同値なシャッフルで周期と剰余数列を決定

見通し

ということは

1/53=?

52の約数の13枚ごとでやるか

52枚だと十進で周期が13だから

周期がおなじものをえらんでみるか

逆シャッフルも置換の順番が逆になるだけだから

10の逆元
1/53=?
10*16

1/17=?
10*12

逆シャッフル

-1

1/17=?

16=2*8

10*5

1/53=?

52=4*13

10x=52?

そうだ例のやつだ

十七次方程式の根をとくやつで多項式を入れ子にする変形で

それなら52の周期の26辺りでまた変換する

しかしそれは難しそうだ

13;1-13-10-24-47-28-46-15-36-44-42-16-49-1

10;1-10-47-46-36-42-49-13-24-28-15-44-16-1

剰余数列同士は離散対数の法則で変換することができるが

よくみるとそれぞれの剰余数列が6ごとになるので変換することは可能

だから52枚のカードでやるには13進シャッフルして変換する

ただしn進展開の数列が直接関係するかどうか。

2022年4月18日月曜日

カードシャッフルで循環節の数列をつきとめる

 循環節は通常は十進展開

従来型

まず突き止めたい枚数の置換数列をだす

それをシャッフルの置換方法とみてならべかえて剰余数列をだす

剰余数列から十進展開の数列に置き換える

このときカレンダー数列をつかった

新方式

分割シャッフルで十進展開の数列を計算する

十進のシャッフルを実行してその動き方を読みとっていくだけ‼

いってみれば直接方式

ただそれをどうやってやるか

それを計算で出したら本末転倒

(でも基本的に数列は全部EXCELでだす)

純粋に「カードシャッフルだけで」十進展開の数列を計算する続き

31のようにp-1が十の倍数になっていればよいとわかる
だがしかし下一桁が1の場合出てきた数列に9をかけてまた下一桁をとる

カレンダー数列のように変換する必要がある

1/7=
7の場合は特殊で3ごとになるので六枚で三進シャッフルか?

#1
(0)(2)(1)
1   3   5
2   4   6

#2
(0)(2)(1)
  5   1   4
  3   6   2

#3
(0)(2)(1)
 4   5   6
1   2   3

#4
(0)(2)(1)
  6   4   2
  5   3   1

#5
(0)(2)(1)
2   6   3
4   1   5

#6
(0)(2)(1)
  3   2   1
  6   5   4

各パイルの1の位置
0-2-0-1-2-1
1-4-2-8-5-7
これが三進展開の数列と十進展開

問題はなぜこれが十進展開と同値なのか

(0)(2)(1)
1   4   7
2   5   8
3   6   9

それぞれの組に入ってるわけだ

だからひとつの手としては対応するカードの裏に小数展開の数字を書いておいて最後にひっくり返して見せればいいか?

2022年4月16日土曜日

N進シャッフル

12枚でN進シャッフルを実行

モド13(以降すべて)

順番
剰余数列
N進展開

三進シャッフル

3^r

0-1-2-3
1-3-9-1
   0-0-1

#1
(0)(2)(1)
1   5   9
2   6   10
3   7  11
4   8   12

#2
(0)(2)(1)
9   6   3
5   2   12
1   11   8
10   7    4
#3
(0)(2)(1)
3   2   1
6   5  4
9   8   7
12   11  10

四進シャッフル

4^r
0-1- 2- 3 -4 -5-6
1-4-3-12-9-10-1
   0 -3 -0 -1 -2 -1
#1
(0)(3)(2)(1)
1   4  7 10
2   5  8  11
3   6  9  12
#2
(0)(3)(2)(1)
10  1  5   9
7  11  2  6
4   8  12 3
#3
(0)(3)(2)(1)
9  10 11 12
5  6    7    8
1   2   3   4

#4
(0)(3)(2)(1)
12  9  6  3
11  8  5  2
10  7  4  1

#5
(0)(3)(2)(1)
3  12  8  4
6   2  11  7
9   5   1  10

#6
(0)(3)(2)(1)
  4  3   2    1
  8  7   6    5
12 11 10  9

カードでやるにはN個のパイルごとにわけて一枚ずつとっていく

何回かおなじことをやるともとに戻るのでこれが周期

その時のトップカード(とそれ以外も)のパイルの位置の情報が剰余数列とN進展開でわかる

なればN進展開の数列がカードシャッフル(置換)でわかってしまう。



2022年4月8日金曜日

循環節の数列


1/19=
十進展開052631578947368421

剰余数列10,5,12,6,3,11,15,17,18,9,14,7,13,16,8,4,2,1

10を底としたモジュラー算術での位数(巡回周期)が循環節の長さとそのまま一致

r=18

10^18≡ 1 (mod.19)

で問題はなぜ循環節の数列が剰余数列の下一桁に一致するのか?

ならべかえてみる

剰余数列 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
循環節数列1 2 3 4 5 6 7 8 9   0   1   2  3   4    5    6   7   8

これはカレンダー数列でもですが中心対称になっている
補数9

なれば

足して19の剰余数列がペアとなるべきは9

10-0
9-9

0+9=9

3-3
16-6

6+3=9

相補性から来ているか

十進展開でなくてもいい

五進

1/17(5)=?
五進展開0,1,2,1,3,4,0,2,4,3,2,3,1,0,4,2
剰余数列5,8,6,13,14,2,10,16,12,9,11,4,3,15,7,1

でカレンダー数列は

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
2 4 1 3 0 2 4 1 3  0   2    4   1   3   0    2

相補性

五進展開の数列を半分にならべかえてみる

  0,1,2,1,3,4,0,2,
+4,3,2,3,1,0,4,2
  4 4 4 4 4 4 4 4

カードのシャッフルならば五進の(ディール)シャッフルを実行したときにトップカードがどこのパイルにうつるかをあらわしている。

2022年4月5日火曜日

本質と脇道

定義とは目的

目的とはどうなったらよいか

本質とは関係ない細部が気になるのは初学者

トーシェント?

抽象的だと便利

抽象的つまりゆるいといろいろ応用できて便利

抽象的は具体だな。

2022年4月3日日曜日

脱虚構

スイッチインタビュー
中井貴一とロックシンガー

ある役でポイ捨てをしようとしたら

ディレクターがそれはモラル違反でできないんです

テレビ局がポイ捨てを是認するのかという

テレビドラマの最後にフィクションですとでるのもおなじ

だんだん制約ができる

でもその制約があるからその範囲でやるのがよいのではと

そうかんがえると落語は究極の芸です

談志さんのイリュージョン論ではないが

「これはマジックです」
「種も仕掛けもあります」

はじめにいってしまうがよい

あるいは
「これはマジックではありません」
「種も仕掛けもありません」

英語だとノヴェルはフィクション?

我々が中井貴一だと思っているのは本当は?

すべて我々の認知は錯覚イリュージョンですからね。

2022年4月2日土曜日

数理トリックの問題点

数理トリックの問題点

手続きが面倒

やってもらうことが複雑で間違うとアウト

結末の現象が面白くない

セルフワーキングマジックならある程度はしかたないですが

数理トリックとして演じるなら

シンプルで

意外性のあるものがよい?

でもって本質の数理原理を具体的に理解できればよい

教育的な視点もあるので。


2022年4月1日金曜日

循環小数と剰余数列の続き

9をかけて変換する場合

1/17=

置換表示
(10,3,13,6,16,9,2,12,15,8,1,11,4,14,7)
剰余数列
[10,15,14,4,6,9,5,16,7,2,3,13,11,8,12,1]
周期は16

カレンダー数列は7とおなじで16まで繰り返す

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
7 4 1 8 5 2 9 6 3   0  7   4    1   8   5    2

1/17=
0.0588235294117647,,,

下一桁が1の場合
1/11=

置換表示
(9,8,7,6,5,4,3,2,1,0)
剰余数列
[10,1]
周期は2

こんどはカレンダー数列が変形で

0,9,8,7,6,5,4,3,2,1

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
9 8 7 6 5 4 3 2  1  0

1/11=
0.09,,,,

1/31=

置換表示
(10,20,30,9,19,29,8,18,28,7,17,27,6,16,265,15,25,4,14,24,3,13,23,2,12,22,1,11,21)
剰余数列
[10,7,8,18,25,2,20,14,16,5,19,4,9,28,1)
周期は15

カレンダー数列を30まで延長して対応する数字に変換する

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13,,,26 27 28 29 30
9 8 7 6 5 4 3 2  1  0  9   8   7 ,,,  4   3   2   1   0

1/31=
0.03225806456129,,,

数理トリックとして演じるなら

下一桁が9の場合のようにそのまま循環節の数列になるのがわかりやすくてよいか。